コスモスの種まき時期と上手な種のまき方

 このページでは、コスモスをより楽しみながら育てるためのコスモスの種まき時期と上手な種まきの方法についてご紹介しています。

コスモスの画像 コスモスの画像

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コスモスの種まき時期と上手な種のまき方

 ●コスモスの種まき時期は、一般的に夏咲き品種が4月〜8月頃、秋咲き品種は8月頃が適期とされていますが、種まき時期を上手にコントロールすることで、大きな株にしたりコンパクトな株に育てたりといった楽しみ方もできます。

 このページでは、コスモスの種まき時期と上手な種まきの方法についてご紹介しています。(当サイトのすべてのページは、本文下のページリンクからご覧いただけます。)


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コスモスの種まき時期と上手な種のまき方


コスモスの種まき時期

 コスモスには、大きく分けると7月から8月頃に開花期を迎える夏咲き品種と、秋の始まる9月以降に開花期を迎える秋咲き品種、そして種まきからおよそ3ヶ月で花を咲かせる早咲き品種とがあります。

 育てている地域の気候条件にもよりますが、一般的にコスモスは、夏咲き品種が4月〜8月頃秋咲き品種は8月頃が種まきの適期とされています。

 早咲き品種を別にすれば、コスモスは、ある程度生育すると一定の時間よりも光の当たる時間が短くなったことを感じ取って花芽を作り、花を咲かせます。

 このような植物のことを、短日(たんじつ)植物といいます。早咲き品種は、こうした昼間の時間の長さにあまり影響を受けずに、種まきからおよそ3ヶ月で開花しますので、種まきの時期は開花予定時期のおよそ3ヶ月前が適期となります。

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短日植物とは?

 短日植物について、もうすこし詳しくご紹介すると、たとえば、秋咲き品種のコスモスの場合、夏の終わりから秋にかけて昼間の時間が短くなる頃、いいかえれば夜の時間が長くなってきたことを感じ取って花芽を作り開花します。

 一般的なコスモスの品種として知られる、コスモス ピピンナタス系統のセンセーションなどは、昼の長さが13時間から14時間以下になると花芽を作り開花します。

 そのため、コスモスは、早咲き品種を別にすれば、夏咲き、秋咲きに関わらず、春に種を蒔いても、夏のさなかに種を蒔いても、花が咲くのは、日が短くなる夏の終わりごろから秋にかけて、ということになります。


種まき時期を遅らせるとコンパクトな株になる

 先ほどもご紹介しましたが、コスモスの種まきは、夏咲き品種が4月〜8月頃秋咲き品種は8月頃が適期とされていますが、この短日植物の性質を利用すると、コスモスを大きな株に育てたり、背丈の低いコンパクトな株に育てたりといったことができるようになります。

 つまり、種まきから開花期までの日数を伸ばしたり縮めたりすることによって、いろんな大きさのコスモスに花を咲かせることができるというわけですね。この性質は、夏咲き、秋咲き品種ほど顕著ではありませんが、早咲き品種の場合にも見ることができます。

 コスモスは、品種や環境によっても多少違いますが、5月上旬頃に種まきをした場合、開花を迎える頃の草丈は、およそ1mから1.5m、7月の中旬から下旬にかけて種まきをした場合はおよそ30cmから50cmくらいになります。もし、いろんなサイズのコスモスを楽しみたい場合は、このあたりを参考にして、種まき時期をいろいろ変えてみるのも楽しいかもしれませんね。

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大きな株にするときは台風に注意

 コスモスを大きな株に育てる場合は、ちょっと注意が必要です。その理由は、コスモスの開花時期がちょうど台風のやって来る時期と重なっているから。あまり草丈を高くすると、強い風になぎ倒されてしまう可能性が高くなります。

 そうしたこともあって、最近では、風に倒されにくい草丈の低いコスモスにするために、夏咲き品種の場合でも、7月に入ってから種まきをする方が多いようです。いずれにしても、コスモスを大きく育てる場合は、風除けや支柱などが必要になるということを覚えておきましょう。

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コスモスの種のまき方

 一般に種の小さな草花は、育苗箱などに種をまいて発芽させ、育った苗を庭や花壇、あるいは植木鉢やプランターに定植する”育苗”という手順で育てますが、コスモスの種は長さおよそ7〜8ミリ、幅は1.5ミリと比較的大きいので、直接庭や花壇、植木鉢やプランターに種をまいて育てる”直播き”と呼ばれる方法でも元気に育ちます。

 コスモスの種まきは、”ばらまき”もしくは”筋まき”、”点まき”という方法で行います。ばらまきは、文字どおり土に種をばらまくようにまく方法で、まず種まきする種のおよそ2/3を全体にばらまき、その後残りの1/3を、まばらなところにまいていきます。

 筋まきは、庭や花壇に深さおよそ1cm、幅2〜3センチの浅い溝をつくり、そこに種が重ならないようにまいていく方法です。そして点まきは、庭土や花壇におよそ15cm〜20cm間隔で深さ1cmほどの穴をあけ、その穴に3粒から5粒ずつ種をまく方法です。

 コスモスの種はとても発芽しやすく、育ちも旺盛ですので、どの方法で種まきをしてもかまいません。それぞれの環境や育て方に応じて、やりやすい方法で種をまいてください。

 種をまいたら、その上におよそ1cmほどの厚みになるように、土で種を覆います。これを覆土といいます。覆土をするときには、ふるいを使って土を細かくしたり、両手で土を細かく崩しながらやるとうまくいきます。

 種を土で覆うのは、種が風で飛ばされたり、陽射しで種が乾燥したりするのを防ぎ、発芽の際に種皮が取れやすくするためですので、必ずやっておいて下さい。ただし、あまり厚く覆うと発芽の妨げになりますので、およそ1cmまでを目安にしておきましょう。

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コスモスの発芽〜間引き

 コスモスの発芽適温はおよそ18℃〜23℃で、土の温度が18℃を越える日がおよそ3日間ほど続くと発芽が始まります。そして、種が発芽して、本葉が3枚〜4枚になった頃、1回目の間引きを行います。

 間引きは、発芽後の苗の生育の遅いものや、徒長(間延び)したもの、子葉の形が良くないものを抜き取って、元気な苗を残し生育を揃えることが目的ですが、あまり神経質にならずに、元気そうな苗を残していけば大丈夫です。

 その後、コスモスの株と株の間隔が20cmくらいになるまで、数回に分けて間引きを行います。植木鉢やプランターに種をまいて育てる場合も、同様の手順で間引きを行ってください。

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